こんにちは、マスタートレーダーのシュウです。
はじめに:年初の振り返りが勝敗を分ける
新年を迎えた今、昨年の投資パフォーマンスを冷静に分析し、2026年の戦略を練り直すことが極めて重要です。市場環境は刻々と変化しており、過去の成功体験に固執することは大きなリスクとなります。本記事では、2025年の市場動向を振り返りながら、今年注目すべき投資対象と避けるべき領域について、考えていきます。
2025年の市場回顧:明暗を分けた資産クラス
上昇トレンドを築いた資産
2025年は金・金鉱株とAI・半導体株が圧倒的なパフォーマンスを示した年でした。金価格は年間を60%越えの上昇を記録しました。地政学リスクの高まりと米ドルの不安定さにより、投資家は安全資産を買い求めたと考えられます。金鉱株は100%を超えるリターンを記録し、現物を大きく上回るレバレッジ効果を発揮しました。
AI・半導体セクターは2025年も勢いを維持し、主要半導体指数は年間で42%上昇しました。生成AIの商業化加速と設備投資の拡大による期待が株価を押し上げました。特に、エヌビディアをはじめとする大手半導体メーカーは過去最高益を更新し続けました。
期待外れに終わった仮想通貨
一方で、多くの投資家が期待した仮想通貨市場は低迷しました。ビットコインは年初の94,000ドルから年末には87,000ドルへと7.4%下落。規制強化の懸念とマクロ経済の不透明感が重石となり、アルトコイン市場はさらに厳しい状況に直面しました。機関投資家の資金流入も限定的で、2024年のような爆発的な上昇は見られず、非常に残念な年となりました。
2026年の投資戦略
継続保有すべき資産:金、金鉱株
金への投資は2026年も有効な戦略だと考えています。トランプ政権下での地政学リスクの不安定さは継続し、中東情勢やウクライナ問題の解決には程遠い状況です。FRBは2026年前半に追加利下げを実施する見通しで、市場コンセンサスは年内0.5-0.75%の利下げを予想しています。実質金利の低下は金価格にとって強力な追い風となるため、金は今年も期待できます。
新たな成長を狙う:バリュー株
ハイテク株の過熱感が極限に達している今、割安なバリュー株への資金シフトが始まる可能性が高いと考えています。現在、S&P500のPERは22.8倍と歴史的高水準にあり、特にハイテクセクターは28.5倍と割高感が顕著です。対照的に、エネルギー、金融、素材セクターのPERは12-14倍台と相対的に割安な水準にいます。
つまり、割高なハイテク株は売られるときは一気に売られ、バリュー株はあまり買われていないため、売られづらく下げ幅が限定的です。配当利回り4%以上の優良バリュー株を今のうちに仕込むことで、キャピタルゲインとインカムゲインの両取りを狙いたい作戦をとります。
長期成長のテーマ:新興国株
2026年の隠れた有望投資先は、製造業の生産拠点の変更と自国の近隣に工場を建てる動きの恩恵を受ける新興国株だと考えています。ベトナムは2025年に外国直接投資が前年比34%増加し、電子機器製造の一大拠点として台頭している。トルコは欧州市場へのゲートウェイとして自動車産業の投資が加速し、メキシコは米国企業のサプライチェーン再編の最大受益国となっています。
これらの国々の株式市場は依然として世界的に見て割安で、PERは8-12倍程度。経済成長率は年率4-6%が見込まれており、中長期での資産形成には理想的な投資対象です。ただし、為替リスクと政治リスクには十分な注意が必要で、ポートフォリオの10-15%程度に抑えるべきだと考えています。
避けるべき領域:過熱したハイテク株
AI・半導体株は2年連続で40%超のリターンを記録しましたが、2026年は慎重なスタンスが賢明だと思います。主要半導体銘柄の株価売上高倍率(PSR)は15-20倍と、過去の平均である8-10倍を大幅に上回っています。収益成長率が鈍化する兆しも見え始めており、期待値が高すぎる現状では失望売りのリスクが非常に大きいです。
「木は天まで伸びない」という相場格言の通り、どんな優良企業でも株価が先行しすぎれば調整は避けられません。ハイテク株保有者は利益確定を検討し、新規投資は大幅調整を待つべきだと思います。
実践的アドバイス:トランプリスクに備える
2026年はトランプ政権の政策不透明感により、市場のボラティリティが高まることが想定されます。関税政策、移民政策、財政政策のいずれも市場に大きな影響を与える可能性があります。この環境下では、「暴落を待って買う」逆張り戦略が有効だと考えています。
具体的には、キャッシュポジションを30-40%確保し、S&P500が直近高値から10%以上調整した局面で段階的に投資を実行します。VIX指数が30を超えるような恐怖相場は、むしろ絶好の買い場となる可能性が高いです。
仮想通貨については、アノマリー分析によれば2026年は調整年に該当します。ビットコインの4年サイクル理論では、半減期翌年は上昇するものの、その次の年は調整局面となる傾向があります。リスクを取れる投資家は、先物市場でショートポジションを検討する価値があると思います。ただし、仮想通貨のボラティリティは極めて高いため、ポジションサイズを慎重に管理することをお忘れなく。
結論:冷静な分析と柔軟な対応が鍵
2026年の投資では、過熱した資産を避け、割安で成長性のある領域に資金を振り向けることが成功の鍵となると考えています。金、バリュー株、新興国株という三本柱を軸に、市場の大幅調整局面を絶好の買い場と捉える姿勢が重要です。トランプ政権下の不確実性は高いが、それは同時に大きなチャンスでもあります。データに基づいた冷静な判断と、機敏な行動力で、2026年を実りある投資の年にしていきましょう!
免責事項: 本記事は情報提供を目的としており、特定の投資行動を推奨するものではありません。投資判断はご自身の責任で行ってください。市場環境は急速に変化する可能性があり、過去のパフォーマンスは将来の結果を保証するものではありません。
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