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【初心者必見】仮想通貨の税金

こんにちは、bybitマスタートレーダーのシュウです。
今回は、仮想通貨によって発生する税金について、まとめていきます。

先日、2022年が終了して新しい年が始まりました。
2022年、仮想通貨の取引においてうまくいった方・いかなかった方それぞれいると思います。

うまく利益が出せた方は、税金の問題が出てきます。
確定申告を行い、税金を定められた税金を納めなければなりません。
この税金の払い忘れにより人生を狂わされた方も過去いらっしゃいます(毎年ニュースになっていますね)ので、しっかりとルールを知っておくことが重要です。

それでは、仮想通貨の税金について見ていきましょう!


・仮想通貨の税金について
税金の計算は1月から12月において、20万円を超す売却益を得た人が対象になります。
20万円以下の売却益の人は申告しなくても大丈夫です。

株式投資の場合には、特定口座の「源泉徴収あり」を選択しておけば取引ごとに証券会社が利益から天引きして税金を納めてくれるので、確定申告を個人で行う必要はありません。
しかし、仮想通貨の場合には「源泉徴収されない」ので、20万円を超える利益が出た人は自分自身で3月に確定申告を行う必要があります。
確定申告を絶対に忘れないようにしてください!

次に税率についてです。
仮想通貨で得た利益は「雑所得」に分類され、会社で得た給料など他の所得と合算して税金が計算されます。
つまり、累進課税制度の所得税として計算されます。

例えば、自分の給与所得が「600万円」で、仮想通貨で「100万円」の利益を得たとすると、総所得は「700万円」ということになり、所得税の税率は23%になります。
(税率は下図所得税の税率を参考)
納税する場合にはさらに、住民税の10%がこれに加わります。
「(参考)所得税の税率」No.2260 所得税の税率|国税庁HP

同じ金融所品の株や為替FXにおいては、申告分離果課税であり一律で20.315%の税率ですので、仮想通貨の税制は投資家にとってかなり不利です。
(文句を言っても仕方ないですが、政治家の方に何とか変えてほしいものです)

また、注意すべき点は損失を他の所得と通算できないことです。
例えば、仮想通貨で「500万円」の損失を出した場合に、給与所得の「500万円」と合算して総所得を0にするというようなことはできません。

できるのは、仮想通貨同士の年間の損益通算ができるぐらいです。
(ただし、通算できるのは1年間です・)


・仮想通貨の税金が発生するタイミング
❶仮想通貨を売却したとき
これは皆さんがイメージする利益確定のタイミングですね。
購入した仮想通貨が値上がった時に売却し得た利益が、課税対象になります。

❷仮想通貨で他の仮想通貨を購入したとき
これは少し以外に感じられたかもしれませんが、持っている仮想通貨を別の仮想通貨に交換したとき、利益確定とみなされ課税対象になります。
例えば、ビットコインでイーサリアムを購入する際、課税されます。

❸仮想通貨を使い買い物したとき
これもなかなか厳しい税制でありますが、仮想通貨を使い買い物をした際にも購入時よりその仮想通貨が値が上がっていれば利益確定とみなされ、課税対象になります。
NFTを購入する際などお気を付けください。

❹報酬として仮想通貨を受け取ったとき
マイニングなどで仮想通貨を受け取った際にも、税金がかかります。
これが対象になる人は少ないのかなと思います。


・利益の計算方法
仮想通貨による利益の計算方法には2種類あります。

①移動平均法
仮想通貨の購入都度、取得価額を計算する方法です。
こちらは購入都度残高を計算し利益が確定されるので、実態に合った利益が計算されます。
都度計算を行わないといけないので、大変ではありますが分かりやすいのはこちらです。

②総平均法
こちらは、1年間に仮想通貨を購入した平均をもとに総購入額を計算し、売却した利益の合計金額との差し引きにより所得を計算する方法です。
1年間の最後にまとめて計算ができるので、手間は①より減りますね。

どちらの方法で計算してもよいですが、1度選択すると継続して同じ計算方法にしなければならないので、注意が必要です。


以上が仮想通貨の税金についてまとめになります。
投資家にとってみれば見るほど、厳しい税制ではありますが、現時点のルールですのでしっかり確定申告を行い、税金を納めましょう!
私もそろそろ確定申告の準備に入ります。
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最後まで読んでいただき、ありがとうございます。

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